どうも kakisanです。
この時期、世の中はすっかりお正月気分になります。
皆さんはどんな年末年始をお過ごしですか。
お正月の準備で色々揃えないといけないので大変ですよね。
お正月の飾りって色々ありますが、残念ながら我が家はそんなものを置くスペースがないほどの狭い家です^^
家の中では鏡餅ですよね。
せめてこれくらいは飾っておきたいです。
でも意外と鏡餅に関する常識で、間違った認識をされてる場合があります。
何を隠そう、私も勘違いしてましたし。
鏡餅の飾り方や期間は、地方によって違いもあるので、今日は関西地方の一般的な飾り方や期間などについてご紹介しますね。
目次
お正月の鏡餅
さて、なんで鏡餅っていうかご存知ですか。
これは昔の『鏡の形』に似ていることが由来になってるそうです。
家に床の間が作られるようになった室町時代からの風習みたいですね。
我が家は床の間なんてスペースがないのでいつも台所に置いてます^^
近年は衛生的なこともあって、プラスチックの容器に個別で包装された小さなお餅ちゃん達がたくさん入ってるやつがありますね。
便利にはなりましたが味気ないといえば味気ないです。
本来の鏡餅は、神様への供え物なので、本当はちゃんとしたお餅で作りたいところですが、そこは時代の流れということで。。。
鏡餅を飾り始めるのは、早いのは問題ないとされてますが、12月28日が最適とされる事が多いみたいです。
日本人は八という数字が大好きで、「末広がり」という意味も込められているみたいです。
1日でも過ぎると今度は9という数字になってしまって「苦しむ」という意味がありますので、鏡餅は28日までには飾っておきましょう。
飾り方は?
これは地域によってまちまちですね。
関西での鏡餅に関しては、特に決まりはないみたいです。
基本的な飾り方は大小2つの平たい丸いお餅を使用します。
これは『三種の神器』または『心臓』を象ったとされています。
三方に半紙を敷き、その上に裏白(羊歯の一種)を載せ、大小2つの餅を重ねて、その上に串柿や干しするめ・橙・昆布などが鏡餅の一般的なイメージですね。
特に昆布は「喜ぶ」との縁起物ですから、ここは押さえておきたいところです
飾る場所は床の間が最適ですが、ない場合は玄関から一番奥の場所が良いとされてます。
みかんはダメなの?
私も毎回鏡餅の上に『みかん』を置いていたんですが、実はみかんではなくて「橙」なんです。
橙はみかん科の果実で、みかんと違うのは果実が春になると再び緑色に戻ります。
数年枝から落ちずにまた熟すというのを繰り返すんですね。
4〜5年は落ちないと言われているそうで、長寿・繁栄のシンボルとなっているんです。
また、『代々』と読み方が同じことから縁起物として重宝されてます。
ちゃんとした意味があるんだなぁと思いますね。
ちなみに食用としては、酸味、苦味が強いので適していません。
鏡餅のお飾りとしての消費も落ち込み、マーマレードとかポン酢の材料になってます。
普段スーパーに行っても、みかんと橙の違いなんか気にしてなかったんですが、ちゃんと売られてました^^
ちょっとお高めでしたが買っちゃいました。
鏡開きはいつ?なぜ「開き」?
これも関西でも色々あるんですが、俗に1月15日までと言われています。
基本的には1月11日が鏡開きというところが多いので、その日でも間違いではありません。
本来は木槌などで割って食べますが、包丁などの『刃物』は使わないようにしましょう。
刃物で餅を切るのは切腹を連想させるので、手や木鎚で割り、「切る」「割る」という言葉を避けて「開く」という言葉を使うんです。
だから「開き」っていうんですね。
「鏡割り」って言葉も存在してますが、お祝いの場においては「開き」にしておけば問題ないです。
ちなみに関西でも特に京都は色々なことで独自の文化があり、鏡開きについても1月4日と早いです。
まとめ
全国共通の縁起物でも地域性が出ていて面白いものですね。
ただ、飾る意味というのはちゃんと理解しておかないといけないなぁと思いました。
特に現代ではこのような縁起物は、ただ単にその時期におけるアイテムのような感覚ですから、機会があればそういう意味なんかも子供に教えていかないといけないですね。
今回は勉強になりました。
個人的には鏡開きの後のぜんざいが楽しみです^^
もちろん関西人なので、つぶあん派です!
では、またお会いしましょう!
良いお年をお過ごしくださいませ。