平成28年4月に日本鉄道の歴史を体感出来る
「京都鉄道博物館」が開業して1年が経ちました。
当初は120万人の来館を予測していたところ、
150万人と大幅に上回る来館を記録してます。
鉄道の歴史を目の当たりにできる数少ない施設ですので、
休みを利用して家族で見に行くのも良いかも知れませんね。
どうも kakisanです。
「京都鉄道博物館」が1周年を迎えて、29日にセレモニーが行われました。
この博物館は日本鉄道の歴史を目の当たりに出来、鉄道ファンのみならず、小さなお子様でも十分楽しめる施設となってます。
鉄道の歴史を振り返ってみますと、古くは16世紀半ば、鉱山内において馬が引く輸送車両の使用が最初であったといわれています。
18世紀後半からイギリスの「産業革命」とともに蒸気機関車の技術も向上します。
鋼鉄製のレールと車輪の摩擦抵抗が少なく、貨物列車が1トンを運ぶのにわずか1馬力と、かなり」効率的な運搬手段でありました。
欧州における鉄道の進歩は目まぐるしかったんですが、日本の鉄道開業は1872年(明治5年)、新橋・横浜(現、桜木町駅)間においてでした。
世界の鉄道の進化は殆どがヨーロッパの技術・人の支援で進歩を遂げましたが、日本は日本独自で建設し、アジアの中では独自の進化を遂げてます。
その後は東海道新幹線を始め、リニアやハイブリットと、日本の技術は最先端を行き、世界に対してその技術を発信するほどまでに成長するんですね。
でも鉄道といえば何と言っても「SL機関車」が頭に浮かぶんじゃないでしょうか。
上記をモクモクと出しながら走る姿には「ロマン」すら感じてしまいますよね。
1872年(明治5年)の鉄道開業当時は技術がなく、車両は全て海外から輸入されました。
イギリス、ドイツ、アメリカと地域によって輸入先は違ったんですね。
このあたりは発電所建設と歴史が似てますね。
日本の東側(静岡県の富士川と新潟県の糸魚川を境に)は50hz、西側は60hzであることはご存知かと思いますが、これも東京はドイツ製の50hz、大阪はアメリカ製の60hzの発電機を導入したのが始まりです。
統一が難しく、今尚この状態が続いています。
それはさておき。。。鉄道技術の国産化は明治政府にとって急務であったんですが、試行錯誤をしながらその技術を習得するのに明治末期まで掛かることになりました。
そして大正時代に入って、日本オリジナル設計での幹線用蒸気機関車が登場し始めます。
貨物用の9600形(愛称キューロク)、旅客用の8620形(愛称ハチロク)は国内民間メーカーで生産されました。
貨物用の9600形 出典元:wikipedia
なかでも9600形(愛称キューロク)は後続の新型たちが引退しても、国鉄において最後まで稼動した長寿命の蒸気機関車となりました。
やはり日本の物作りの考え方が生きてるんでしょうね。
そんなロマンを胸にいだきながら博物館で実物を見ると、また違う顔を見られるかも知れませんよ。
出典元:京都鉄道博物館
重要文化財である扇形車庫と、蒸気機関車が回転しながら向きを変える転車台。
蒸気機関車20両が集まる姿は圧巻ですよ^^
アクセスは?
京都駅からなら徒歩で20〜30分で到着します。
所在地 京都市下京区観喜寺町
駐車場については近くの有料駐車場を探すしかありません。
一番近いのは「梅小路公園おもいやり駐車場」駐車場ですが、近くに京都水族館もあって、すぐに埋まる可能性が高いです。
開館時間 10:00~17:30 *入館は17:00まで
5/3~5/7は9:30から開館
入館料金 一般1,200円・大学生・高校生1,000円・中学生・小学生500円・幼児(3歳以上)200円
休館日 毎週水曜日(祝日は開館)・年末年始
祝日および春休み(3/25~4/7)、夏休み(7/21~8/31)などは開館
荒天時などの場合には臨時休館
まとめ
なぜか惹きつけられてしまうSLですが、ロマンも感じますし、マシンとしての美しさがあります。
もちろん現代の電車たちも美しいのですが、古来の美しさはまた違った魅力があるもんです。
車、時計、電化製品。。。そべてにアンティークファンは根強く存在するのは、その惹きつけられるものには抗えない何かが存在してるからなんですね。
時計や車といった物は自分でも手に入れることは出来るかも知れませんが、手に入れることができないから余計にその思いが増すのかも知れません。
GWに関しては混雑が予想されますので、朝早めを狙って行くのが正解かと思います。
直ぐ近くに京都水族館もありますので、こちらも寄っていかれることをお勧めします。
クラゲが幻想的でとてもキレイですよ。
2017年4月29日(土・祝)~5月7日(日)の期間は営業時間を10時~20時
(5月3日(水・祝)~5日(金・祝)の3日間は9時~20時)に延長します。
と、GW中は時間も延長されてますので、参考にして下さい。
では、よい休日を!